システムズ・デザイン---2Q増収、アウトソーシング事業の売上高が堅調に推移
システムズ・デザイン<3766>は8日、2025年3月期第2四半期(24年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%増の46.11億円、営業利益が同41.0%減の1.33億円、経常利益が同44.2%減の1.45億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同47.8%減の0.80億円となった。
昨年実施した正社員基本給与の引き上げや人材育成のための教育活動の拡充、本社移転に伴う費用計上があり、前年同期比で販売費及び一般管理費が大きく増加しているが、公表している通期業績予想には既に織り込んでいる。
システム開発事業の売上高は前年同期比1.7%減の25.02億円、営業利益は同36.1%減の1.12億円となった。子会社の業績は堅調であったが、主要顧客のシステムリプレースが収
束するなかで、人的資本投資等の拡充を行ったことから、売上、利益共に減少した。
アウトソーシング事業の売上高は同3.5%増の21.09億円、営業利益は同58.5%減の0.20億円となった。定額減税関連の受注増があり、子会社の業績も堅調であったことから、売上は増加したが、人的資本投資等の拡充を行ったことから、利益は減少した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.7%増の100.00億円、営業利益は同21.3%減の4.12億円、経常利益は同24.9%減の4.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.3%減の2.41億円とする期初計画を据え置いている。
同社グループでは、「デジタルサービス企業として、価値ある技術・サービスを提供し続
ける」ことを目指して、第8次中期経営計画に基づき、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に応えつつ、引き続き、中期経営計画の基本方針を遂行している。
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株探ニュース