リスモンが年初来安値を更新、25年3月期は一転最終赤字の見通し
リスクモンスター<3768>が売られ、年初来安値を更新した。9日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想の下方修正を発表。最終損益の見通しをこれまでの1億8000万円の黒字から11億6000万円の赤字(前期は1億6000万円の黒字)に見直した。増益予想から一転して赤字に転落する見通しとなり、嫌気されたようだ。
売上高の見通しは1億5000万円減額して37億円(前期比0.9%増)に見直した。与信管理サービス事業において既存会員のサービス利用が想定を下回って推移。ビジネスポータルサイト事業では利用料が減少するなか、サービスの増強費用がかさんだ。更に、業務提携関係を解消した東京商工リサーチが同社に対して起こした訴訟に関し、東京地裁での第一審でリスモンに対して損害賠償の支払いが命じられたことに伴い、一審判決通りに確定した場合に備え、訴訟損失引当金繰入額12億5400万円を特別損失として計上する。リスモンは9月13日に判決の一部を不服として、控訴提起の手続きを行ったと公表している。
株探ニュース