さくらネットの強烈な上昇トレンド続く、クラウドプログラムで国策銘柄として急展開
さくらインターネット<3778>が強烈な上昇波動を形成している。人気化の背景は前週末16日に、経済産業省からクラウド基盤の整備を目的とした「クラウドプログラム」の供給確保計画で認定を受けたと発表したこと。国内での生成AI開発の基盤づくりに乗り出し、同社が近く整備するスーパーコンピューターの経費の半額を国が助成することで、同社の存在が一気にクローズアップされる格好となった。株価は16日に1本値でストップ高の150円高に買われ、週明け19日もカイ気配のまま大引けまで値がつかず、連続で値幅制限上限まで駆け上がった。きょうは値幅制限が拡大されたが、一時744円高(74%高)の1750円をつける場面があった。世界的に生成AIの市場急拡大が観測されるなか、国内でも同分野のインフラ整備が国策の位置付けで進められる方向にある。同社株は、その象徴銘柄としてにわかに頭角を現し、短期資金の攻勢が加速した。株式需給面からは空売りも高水準に観測され、需給相場の様相となっている。
株探ニュース