フィスコが冴えない、22年12月期業績は計画下振れ営業減益で着地
フィスコ<3807>が冴えない。25日の取引終了後、集計中の22年12月期連結業績について、売上高が従来予想の13億1300万円から10億6300万円(前の期比8.0%減)へ、営業利益が2億3200万円から4300万円(同66.9%減)へ、最終損益が2億2700万円の黒字から26億4900万円の赤字(前の期38億100万円の黒字)へそれぞれ下方修正し、営業増益予想から一転して減益としたことが嫌気されている。
情報サービス事業において、第4四半期にかけて情報プラットフォームの広告収入が大幅に減少した。また、暗号資産・ブロックチェーン事業において、暗号資産に対する自己勘定投資を行っていることから損益の純額を売り上げに計上しており、22年11月の米FTXトレーディングの経営破綻を受けてビットコインを中心とした暗号資産市場が暴落し、保有する暗号資産の評価損などを計上したことも響いた。なお、最終損益は、保有するCAICA DIGITAL<2315>株式の評価損を計上したことなどで赤字に転落した。
株探ニュース