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<動意株・18日>(大引け)=科研薬、アドソル日進、アップルなど

材料
2024年11月18日 15時33分

科研製薬<4521>=6日続伸し年初来高値を更新。同社は15日取引終了後、スイスのニューマブ社と炎症性腸疾患を対象疾患とする新規多重特異性抗体医薬「ND081」に関する共同研究契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。この契約に基づき、科研薬は契約一時金として約1300万スイスフランをニューマブ社に支払い、更に非臨床及び臨床開発の資金提供と引き換えに、特定の主要アジア地域における「ND081」の商業化権を取得するオプション権を獲得するという。

アドソル日進<3837>=大幅高で約4カ月ぶりの新高値。7%の上昇で一気に2100円台まで駆け上がり、約4カ月ぶりに年初来高値を更新した。電力やガスなどエネルギー分野向けシステム開発で強みを発揮するシステム開発会社で、データセンターの電力需要増大化を背景とした活発なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資意欲を取り込んでいる。25年3月期営業利益は期初予想から2度にわたる上方修正を行うなど好調を極め、前期比18%増の17億円を見込んでいる。

アップルインターナショナル<2788>=物色人気にストップ高。前週末15日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を369億7100万円から417億9400万円(前期比35.2%増)へ、営業利益を12億1400万円から15億1200万円(同37.7%増)へ、純利益を9億2000万円から12億3000万円(同22.1%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感されている。第3四半期時点で海外中古車輸出事業が好調に推移したことや、為替が想定以上に円安基調になっていることなどを織り込んだ。

リベルタ<4935>=連日のストップ高。14日にクラウドファンディング大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京都渋谷区)と業務提携したと発表した。企画販売ノウハウや販売促進ノウハウ、国内外の豊富な販路といった自社の強みを生かし、キャンプファイヤーの商品の販売支援を行うという。同日に業績下方修正を発表したものの業務提携を材料視する見方が強く、翌15日、週明け18日と物色人気を集めている。

ブルーイノベーション<5597>=急反発。同社は15日取引終了後、自社の「BEPポート|ドローン自動巡回システム」を活用した津波避難広報ドローンシステムが千葉県一宮町に導入されることが決まったと発表。これが株価を刺激しているようだ。このシステムは、Jアラート(全国瞬時警報システム)と連動しており、津波注意報以上が発令された際に、一宮町役場及び東浪見小学校の屋上に設置されたドローンポートからスピーカーやカメラを搭載したドローンが自動的に発進。指定された海岸エリア(海岸線延長約7.5キロ)を飛行し、上空から自動音声でサーファーや海水浴客、周辺住民に対して避難指示を伝達するという。

ミルボン<4919>=急伸。同社は15日取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比42.1%増の48億5400万円となり、会社計画の42億9100万円を上回ったことが好感されているようだ。売上高は同8.3%増の369億9300万円(計画は363億5400万円)で着地。国内でヘアケアのプレミアムブランド「オージュア」やプロフェッショナルブランド「エルジューダ」が堅調に推移したほか、海外については韓国におけるヘアケア・パーマ市場の活動強化による増収及び染毛剤の売り上げの回復が続いたことが寄与した。なお、通期業績予想については売上高506億2000万円(前期比6.0%増)、営業利益66億円(同19.5%増)とする従来見通しを据え置いている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

株探ニュース

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