ラックが急反落、20年3月期業績予想を下方修正
ラック<3857>が急反落している。前週末7日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を440億円から405億円(前期比4.6%増)へ、営業利益を25億円から16億5000万円(同30.3%減)へ、純利益を17億円から10億円(同35.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
セキュリティーソリューションサービス(SSS)事業で、設備投資した中堅・中小企業向け監視システム「CloudFalcon」の販売体制構築やエンドポイントセキュリティーなどの新サービス展開が想定よりも遅れていることが要因。また、システムインテグレーションサービス(SIS)事業で、計画に組み入れていた新規開発案件の中止があったことや一部大型案件で追加対応が必要になり、新規受注案件の獲得が順調に進まなかったことも響くとしている。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)決算は、売上高288億1000万円(前年同期比7.5%増)、営業利益3億7000万円(同66.7%減)、純利益2億7800万円(同57.1%減)だった。
株探ニュース