三菱紙が後場に急騰、今期営業益6.2倍化計画をポジティブ視
三菱製紙<3864>が後場に急騰し、年初来高値を更新した。この日、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比5.0%増の2200億円、営業利益は同6.2倍の60億円を見込む。大幅な営業増益の見通しをポジティブ視した買いが集まったようだ。
最終損益は40億円の黒字(前期は5億7100万円の赤字)を計画する。想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=145円とした。23年3月期の決算は、売上高が前の期比15.2%増の2095億4200万円、営業損益は9億6800万円の黒字(前の期は2億4800万円の赤字)となった。23年1~3月期に石炭価格が想定を下回って推移したほか、工場のコストダウン効果も出て、営業損益は計画を上振れて着地した。
株探ニュース