3878東証S貸借
業種 化学

巴川コーポレーション 株価材料ニュース

1,026
+52
+5.34%
業績
(15:00)
PTS

(ー)
株価は20分ディレイ

巴川紙 Research Memo(6):財務状況は2023年3月期末も改善、ただし引き続き体質強化が必要

特集
2023年7月10日 12時26分

■業績動向

3. 財務状況

巴川製紙所<3878>は、事業転換を図るなかで事業の統廃合やこれに伴うリストラ費用の発生や構造改革の進展や子会社化による収益基盤強化などもあり、設備投資を抑制しつつキャッシュ・フローのプラスを維持した。

2023年3月期末には自己資本比率が32.7%と、前期末比1.8ポイント向上し3期連続で向上している。ただし、同社ができるだけ早期の実施をしたいとしている優先株式の残り部分の償還1,000百万円にも備えるために財務体質の強化がさらに必要であるとしている。さらに新製品を生み出して持続・成長を続けてきた同社にとっての生命線である開発投資を継続的に実施し、また今後検討課題となるであるインオーガニックな成長戦略を実行していくためにも、利益のさらなる積み増しと同社グループとの補完により、今後いかに資産効率を上げるか、また収益性の高い事業比率を上げるかが財務改善のポイントとなろう。

キャッシュ・フローについては2007年3月期に集中的に10,926百万円(2007年3月期総額は12,515百万円)の大型設備投資を行って以降は、基本的に設備投資を抑制しており、投資活動によるキャッシュ・フローのマイナスは少ない。2023年3月期は有形固定資産の取得による支出が885百万円あったものの、一方で構造改革に伴う有形固定資産の売却による収入、投資有価証券の売却による収入などもあり、結果として54百万円の支出に留まっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

《SI》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる