巴川紙が後場動意、価格転嫁・円安効果で9月中間期最終利益は計画上振れへ
巴川製紙所<3878>が後場に動意づく場面があった。この日、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、最終利益がこれまでの予想の2億円から4億円(前年同期比68.1%減)に上振れて着地したようだと発表。これを好感した買いが入ったようだ。
半導体・ディスプレイ関連事業の売り上げが想定を上回ったほか、価格転嫁や円安のプラス効果も出た。9月中間期の売上高はトナー事業での在庫調整や価格競争が響き、165億円(同5.9%減)と従来の計画の175億円を下回る格好となった。通期の業績予想は据え置いた。
株探ニュース