3900東証G貸借
業種 情報・通信業

クラウドワークス 株価材料ニュース

1,563
-15
-0.95%
業績ー
(12:47)
PTS

1,558.3

(12:36)
株価は15分ディレイ

クラウドワークス:成長加速に向けたM&Aの加速を確認、ポジティブ材料が相次ぐ

材料
2024年10月29日 15時48分

日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」をはじめとした企業と個人をつなぐマッチングプラットフォームを開発・運営しているクラウドワークス<3900>は10月29日の取引終了後、株式会社インゲート(以下、「インゲート」)の発行済株式の100%を取得し、同社を連結子会社化すると発表した。クラウドワークスは成長加速に向けてM&A推進体制を大幅に強化しているが、その戦略の進捗が確認されている。また、10月17日には2024年9月通期業績予想の上方修正、8月2日には初の配当と株主優待の発表を行うなど、株価にポジティブな材料が相次いでいる。

インゲートは「“人”と、“IT”を支援する」をミッションとして2006年の設立以来、人材紹介事業で企業の人事戦略の強化支援を、ITソリューション事業で上流工程から下流工程まで一気通貫の支援を価値としてサービスを提供、両事業が採用や営業面で密接に連携しており、相互のシナジーを活かした利益率の高い独自の事業モデルを構築している。2024年3月期は売上高が前期比3.5%増の1,566百万円、営業利益が同4.5%増の299百万円と増収増益であり、純資産1,060百万円となっている。

インゲートをグループ会社とすることで、クラウドワークスの全社売上総利益の約6割を占めるエンジニア/デザイナー領域において、より付加価値の高い提案が可能となる。クラウドワークスのプラットフォームに登録するクライアント企業は99.0万社、登録ワーカーは654.8 万人を突破し、人材マッチング市場のリーディングカンパニーとしての地位を確立している。当プラットフォームに登録しているフリーランス人材がインゲートの開発・運用案件に参画することで、両社の成長が見込まれることになる。加えて、クラウドワークスの99.0万社の顧客基盤の活用や採用面でのシナジーにより、インゲートの人材紹介事業の収益成長も見込まれる。

今回の取得費用は2,400百万円。インゲートの連結子会社化によるクラウドワークス連結業績への取込みは、2025年9月期第1四半期からとなる。2024年11月に開示予定2024年9月期通期決算説明資料にて、インゲート取込後の2025年9月期業績予想が開示される。クラウドワークスの既存コア事業である人材プラットフォーム事業とのシナジーを鑑みれば、遠くない将来において、のれん償却もこなしての利益貢献が見込まれる。

なお、同社のM&Aを推進する体制は段階的に強化されており、前期2024年9月期は年間5件のM&A・資本業務提携を実行、前々期までの年間2件ペースから倍増した。前期以前のM&Aが比較的うまく同社に融合しているのは数値が示すところであるが、8月からはM&Aの体制を大きく拡充するため、執行役員4名がM&AとPMIの両面で緊密に連携する執行体制に移行した。加えて、M&A等の成長投資枠として120億円(現預金からの拠出分 20億円、借入枠100億円)の原資が確保可能となっており、同社はこれらのM&A推進体制の大幅強化により、これまでとは異なる非連続な成長を目指す方針だ。

同社グループの事業領域は、創業事業のフリーランス市場から、派遣事業・副業事業・コンサル/BPO事業へ拡大している。この成長施策の一環として、7月にUI/UXデザインに強い開発会社(ソニックムーブ社)を買収。同社の高度専門職のフリーランス人材とUI/UXの開発力を組み合わせたDXコンサルティングを強化する方針となっている。今回発表したインゲートの連結子会社化により、同社グループのDXコンサルティング領域がさらに強化される見通しであり、同社の成長加速に向けたM&A戦略の加速が着実に進んでいる。

《NH》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる