ランドコンピュ Research Memo(5):2024年3月期の営業利益率は12.6%まで改善が進む
■業績動向
1. 2024年3月期の連結業績概要
ランドコンピュータ<3924>の2024年3月期連結業績は、売上高で前期比18.6%増の13,732百万円、営業利益で同41.5%増の1,729百万円、経常利益で同40.8%増の1,743百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同59.8%増の1,233百万円と、売上高及び各利益が過去最高業績を達成した。期初の計画比では、売上高が10.7%増、営業利益が21.1%増であった。売上高は、3つのサービスラインですべて前期比増収となった。そのうち、システムインテグレーション・サービスとパッケージベースSI・サービスは19.3%、20.5%と、それぞれ20%前後の高い伸び率だった。また、売上総利益率が、高付加価値ビジネスの推進により前期比0.6ポイント上昇の22.2%となった。パッケージベースSI・サービスの売上高構成比が同0.5ポイント上昇の34.0%となった。販管費は、処遇改定に伴う人件費の増加や新デジタル分野への人材育成費用等の人的資本投資に伴う経費が増加したものの、大幅増収により販管費率は同1.5ポイント低下の9.6%となった。これにより各利益も大幅な増益となり、売上高営業利益率は同2.0ポイント上昇の12.6%と大幅に収益性も改善した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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