はてなが上場来安値を更新、人件費増や円安響き今期最終益67%減を計画
はてな<3930>が続急落し、上場来安値を更新した。13日の取引終了後、23年7月期の単体決算発表にあわせ、24年7月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比66.7%減の3300万円になる見通しを示した。前期の業績が計画下振れとなったうえでの減益計画とあって、失望売りが促されたようだ。
今期の売上高は同9.6%増の34億5200万円を見込む。テクノロジーソリューションやコンテンツマーケティングでは増収を計画する。一方、アドネットワーク広告売上高が引き続き下落すると想定。人件費や円安を背景としたクラウドサービス費用の増加も利益を圧迫する見通しという。
23年7月期の売上高は前の期比2.8%増の31億5000万円、最終利益は同58.5%減の9900万円だった。テクノロジーソリューションの受託サービスにおいて、受注した大型開発案件の想定納入時期を今期の下半期に変更。採用費を含む人件費も想定を上回り、売上高と各利益は計画を下回って着地した。
株探ニュース