はてな Research Memo(9):当面は無配を継続、企業価値の向上により株主還元につなげる方針
■株主還元策
はてな<3930>は株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識しており、財政状態や業績、キャッシュ・フローの状況、今後の資金需要等を勘案して、利益還元策を決定していく意向である。ただし、当面は内部留保の充実を図り、企業体質の強化、事業拡大のための投資等に資金を優先配分し、収益拡大により企業価値を高めていくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えている。このため、配当金については当面の間、無配を継続する方針である。
2025年7月期以降は増収増益に転じる見通しだが、直近の株価はここ1~2年業績の低迷が続いたことが影響して、上場以来の安値圏で推移しており、PBRも1倍割れの水準が続いている(2024年7月期末の1株当たり純資産は866.28円)。まだ同社の利益成長シナリオについて懐疑的に見られていることが株価低迷の一因と弊社では考えており、今後の四半期決算で好調な収益動向が確認されれば、こうした懸念も払拭され株式市場での注目度も高まるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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株探ニュース