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ノムラシステム Research Memo(2):2018年12月期は増収増益基調を継続、今期も成長路線を堅持

特集
2018年9月19日 15時52分

■業績動向

ノムラシステムコーポレーション<3940>の2018年12月期第2四半期累計(1月-6月)決算は、売上高が1,262百万円(前年比1.9%増)、営業利益191百万円(同8.6%減)、経常利益195百万円(同6.0%減)、四半期純利益124百万円(同16.0%減)と増収減益となった。

ただ、期初に公表した予想は売上高1,199百万円、営業利益が157百万円であり、期初予想比では売上高で5.2%増、営業利益で21.9%増と、それぞれ見込みを上回る達成率となっている。もともと、期初には保守的にみていたものの、既存顧客の案件規模拡大などにより計画を上回る結果となった。

前年同期との比較では、売上高原価率が前年の71.2%から72.8%に上昇。これが減益の要因となっている。恒常的な人手不足を背景に、パートナーを活用する案件は粗利の低下を招く。そのため、価格交渉がスムーズな直ユーザー案件の受注単価アップを図り、利益率の上昇を目指す考えだ。

さらに、利益率改善を図るために、プライム案件、準プライム案件の比重を高めていく。プライムとは、クライアントから直接受注し、全工程を同社のコンサルタントが担当することを指す。従来型のFIS(Function Implement Service)案件が、プライムベンダーから支援依頼を受け、手助けする形で部分的に対応することと比べて、売上総利益率に30ポイントほどの差が生じることになる。プライム案件の受注確保が業績向上のポイントだ。

かつては、おおむね、プライム・準プライムが2割、FISが8割ほどの割合だったのが、直近ではおよそ3対7となるなど、プライム・準プライムの上向きが数字上でも表れている。2018年12月期第2四半期の売上高に占めるプライムの割合は、28.9%と前年同期並みだった。

一方、2018年12月期通期の見通しは、売上高は2,590百万円(前期比2.2%増)、営業利益は418百万円(同2.6%増)、経常利益は418百万円(同3.2%増)、当期純利益は285(同4.5%減)と期初予想を修正していない。

同社は、中期的な目標値として、経常利益率15%以上で推移することを掲げているが、予想どおり推移した場合、経常利益率は、前期より若干の強含みとなる16.1%に達する見込み。目標値はクリアする見通しだ。

会社側によると、この数値は現状の受注状況から見積もったと言う。前期に比べて、増益率が鈍るものの、これについては、今後の案件でプライム案件が確保できた場合は、利益の上積みが想定できる。さらに、上期の業績進捗率が高いことから、現時点でこの予想は保守的な見通しと判断しても良さそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

《SF》

提供:フィスコ

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