シャノンが大幅続落、メタバース事業の受注が想定下回り23年10月期業績予想を下方修正
シャノン<3976>が大幅続落している。11日の取引終了後、23年10月期の連結業績予想について、売上高を35億円から29億5800万円(前期比20.4%増)へ、営業損益を7000万円の黒字から2億500万円の赤字(前期3億2700万円の赤字)、最終損益を5300万円の黒字から3億7600万円の赤字(同3億6500万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。
子会社ジクウを中心とするメタバース事業において、商談単価の高い案件の受注を見込んでいたが、アフターコロナにおいて大型の展示会やプライベートショーについてはリアル開催への回帰の動きが想定以上に強く、思い通りに受注をすることができなかったことが要因。また、プロフェッショナル事業でサービス単価が想定よりも下落したことなども響くという。
同時に発表した第3四半期累計(22年11月~23年7月)決算は、売上高20億3700万円(前年同期比18.8%増)、営業損益3億300万円の赤字(前年同期2億6200万円の赤字)、最終損益4億6000万円の赤字(同2億5600万円の赤字)だった。
株探ニュース