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ALBERT Research Memo(10):データサイエンティストの総合力を強みとした拡大戦略を推進する

特集
2018年3月23日 16時10分

■今後の見通し

4. 中期戦略と競合状況について

ALBERT<3906>ではデータ・アナリティクス市場の拡大を背景に、2019年以降も高成長を目指していく方針だ。データサイエンティストの育成基盤が整うことで、旺盛なニーズを取り込んでいく。このため、売上構成比では今後、プロジェクトの比率が高まっていくものと予想される。一方、プロダクトについても注力製品である「Proactive AI」については更なる機能拡充を進めていくことで、大手企業や地方自治体への導入を進めていく考えだ。「Proactive AI」についてはストック型収益となるため、導入拡大が進めば安定的な収益基盤として同社の収益を下支えに寄与することが見込まれる。

競合企業としてプロダクト分野ではブレインパッド<3655>、プロジェクト分野ではPKSHA Technology<3993>や(株)Preferred Networksが挙げられる。このうちPKSHA Technologyについては、顧客からもベンチマークにされているようで、ビッグデータの分析力、アルゴリズム等の技術水準に関しては遜色ないレベルと言われている。ただ、PKSHA Technologyの業績を見ると、2017年9月期の売上高で934百万円、営業利益で395百万円と高い収益性を実現、収益力では大きく差を付けられており、これが時価総額の差(PKSHA Technologyが1,400億円以上で同社の30倍近くの評価)となって表れている。PKSHA Technologyでは分析アルゴリズムの提供(ライセンス収入)とアルゴリズムを実装したソフトウェアの販売を少数精鋭体制(従業員は2017年9月時点で32名)で展開していることが高い収益性を実現している要因となっているようだ。

同社では今後、重点ターゲットとする大手企業のニーズに最適化したプロジェクト開発を、自社で抱える圧倒的な質と量のデータサイエンティスト(テクノプロとの育成スキーム含む)により獲得し、収益を拡大していく戦略となっている(=データサイエンティストの総合力を強みとした拡大戦略)。こうした戦略により収益成長の道筋が今後明らかとなってくれば、株式市場での評価も再び高まってくるものと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

提供:フィスコ

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