カラダノート、今期経常を一転赤字に下方修正
4014カラダノート【連結】
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カラダノート <4014> [東証G] が6月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年7月期第3四半期累計(21年8月-22年4月)の経常損益(非連結)は1億1800万円の赤字(前年同期は1億7700万円の黒字)に転落した。
併せて、通期の同損益を従来予想の2億8000万円の黒字→2億1000万円の赤字(前期は2億0800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の経常損益も従来予想の3億1000万円の黒字→1億8000万円の赤字(前年同期は5900万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
直近3ヵ月の実績である2-4月期(3Q)の経常損益は8800万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の12.0%→-26.5%に急悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社は、当事業年度(2022年7月期)より中長期的な事業の成長に向けたビジネスモデルの転換を進めるべく、前...
会社側からの【修正の理由】
当社は、当事業年度(2022年7月期)より中長期的な事業の成長に向けたビジネスモデルの転換を進めるべく、前事業年度における売上の9割以上を占めるフロー型ビジネスからストック型収益(保険代理事業「かぞくの保険」、宅配水事業「カラダノートウォーター」)の拡大に向け、新規サービスの開発、コールセンターの体制強化や広告宣伝に先行投資をいたしました。第3四半期会計期間においては、ビジネスモデルの転換を更に進めるべく、フロー型ビジネスでの保険領域への送客を一時的に停止し、ストック型ビジネスである自社保険代理事業へ送客リストの振り向けを実施いたしました。これにより、フロー時と比較し売上(成約)までのタイムラグが発生し、かつストック化に伴い売上が翌期以降へ少額かつ長期で按分されるため短期的な売上減少の影響をうけております。当第3四半期会計期間におけるストック型ビジネスの累計契約者数は、前四半期末対比で約2倍と着実に積みあがっていることに加え、前四半期末において粗利LTV(※)/CACが健全水準である3倍を超えたことから、先行投資を継続することで来期以降の成長加速が見込まれる状況となっております。一方で、フロー型ビジネスにおいては、ヘアケア・衛生用品関連商材への送客を引き続き実施し、好調に推移しております。その結果、当第3四半期累計期間の売上高は949百万円(前年同期比24.5%増)となりました。営業損失は119百万円(前年同期192百万円の営業利益)、経常損失は118百万円(前年同期177百万円の経常利益)、四半期純損失は126百万円(前年同期113百万円の四半期純利益)となりました。上記の業績動向等を踏まえ、以下の要因により、業績の見通しを変更することといたしました。1. ストック型ビジネスにおいて、粗利LTV(※)/CACが健全水準である3倍を超えたことから、フロー型ビジネスの主要送客領域である保険領域への送客リストを自社保険代理事業へ完全に切替えた事で短期的な売上計上におけるマイナス影響が生じる事2. 法人向けストック商材の販売戦略を一部変更し、リモートワーカーの活用を自社事業向けにピボットし個人向けストックに注力する事3. ヘルスケア領域や業務提携での大型案件において、当事業年度中での契約締結を見込んでいたものの、遅れが発生している事4. 今後の更なる売上拡大に向け、広告宣伝およびコールセンター拡大に関連する投資を第2四半期より積極的に投下しており、期初予想と比較し約4億円を増額予定である事(※)粗利LTVとは、LTVから直接変動コストを差し引いたLTVのこと売上高は、フロー型ビジネスの主要送客領域である保険領域への送客リストを自社保険代理事業へ完全に切替えた事で、短期的な売上計上におけるマイナス影響を受け期初想定から減少する見込みとなりました。営業損失は、来期以降の業績拡大のための先行投資として、広告宣伝費および外注費の増加の影響を受け減少する見込みとなりました。一方で、役員報酬の減額等費用効率化を図り適正な事業運営に努めてまいります。上記を主因とし、経常損失ならびに当期純損失につきましても減少する見込みでございます。なお、今後の業績動向をふまえ、今回修正予想について再度修正が必要となる場合は、速やかに開示いたします。※業績予想につきましては、本資料発表時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。
実績
第3四半期累計決算【実績】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 対通期進捗率 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
19.08-04 | 561 | 95 | 96 | 65 | 13.1 | ー | ー |
単独 |
20.08-04 | 762 | 192 | 177 | 113 | 19.5 | 85.1 | 2021-06-11 |
単独 |
21.08-04 | 949 | -119 | -118 | -126 | -20.3 | ー | 2022-06-09 |
単独 |
前年同期比 | +24.5 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
業績予想の修正
今下期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 22.02-07 | 783 | 311 | 310 | 197 | 31.8 | 0 | 2022-03-17 |
単独 |
新 22.02-07 | 683 | -179 | -180 | -199 | -32.1 | 0 | 2022-06-09 |
単独 |
修正率 | -12.8 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
業績予想の修正
今期【修正】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
旧 2022.07 | 1,400 | 280 | 280 | 176 | 28.4 | 0 | 2021-09-10 |
単独 |
新 2022.07 | 1,300 | -210 | -210 | -220 | -35.5 | 0 | 2022-06-09 |
単独 |
修正率 | -7.1 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期の業績予想
下期業績
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21.02-07 | 474 | 59 | 59 | 44 | 7.4 | 0 | 2021-09-10 |
単独 |
予 22.02-07 | 683 | -179 | -180 | -199 | -32.1 | 0 | 2022-06-09 |
単独 |
前年同期比 | +44.1 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020.07 | 732 | 123 | 124 | 83 | 16.7 | 0 | 2020-10-27 |
単独 |
2021.07 | 1,002 | 223 | 208 | 139 | 23.5 | 0 | 2021-09-10 |
単独 |
予 2022.07 | 1,300 | -210 | -210 | -220 | -35.5 | 0 | 2022-06-09 |
単独 |
前期比 | +29.7 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
3ヵ月業績の推移【実績】
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 売上営業損益率 | 発表日 | 会計基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21.02-04 | 234 | 28 | 28 | 18 | 3.1 | 12.0 | 2021-06-11 |
単独 |
21.05-07 | 240 | 31 | 31 | 26 | 4.4 | 12.9 | 2021-09-10 |
単独 |
21.08-10 | 224 | -23 | -22 | -15 | -2.5 | -10.3 | 2021-12-10 |
単独 |
21.11-01 | 393 | -8 | -8 | -6 | -1.0 | -2.0 | 2022-03-17 |
単独 |
22.02-04 | 332 | -88 | -88 | -105 | -16.9 | -26.5 | 2022-06-09 |
単独 |
前年同期比 | +41.9 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |