石原産が急反発、22年3月期業績大幅上方修正し年間配当も大幅上乗せ
石原産業<4028>は急反発で1300円台に歩を進めている。株価は年初から13週移動平均線をサポートラインに一貫した下値切り上げトレンドを継続している。9月17日に年初来高値1415円をつけた後は調整を入れているが、足もと再浮上の気配を強めている。11日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の63億円から90億円(前期比74%増益)に大幅上方修正しこれが好感された。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当は従来計画の18円から25円に増額(前期実績は18円)しており、これも株価上昇を後押ししている。農薬が海外を中心に好調なほか、殺菌剤や殺虫剤の販売も拡大し収益に貢献した。また、酸化チタンも国内外で自動車や建築関連を中心に需要を伸ばしている。
株探ニュース