日産自が逆行高、EV関連の一角に投資資金流入し電池材料手掛ける田中化研も急動意
日産自動車<7201>が全般下げ相場に逆行し、一時15円あまりの上昇をみせ615円まで買われた。世界的に電気自動車(EV)シフトが加速するなか、トヨタ自動車<7203>の新たな電動化戦略が注目を浴びたが、早くからEV分野に経営資源を注ぐ日産自にも今後の展開にマーケットの視線が集まっている。そうしたなか、25日付の日本経済新聞が「日産自と仏ルノー、三菱自動車工業<7211>の日仏連合がEVを中心とした電動車開発に、2026年度までに3兆円を投資する」と報じており、これが材料視されている。また、同紙は「パナソニック<6752>が2023年にもEV用の新型リチウムイオン電池を量産する」とも報じており、これを受けて、リチウムイオン電池の正極材専業メーカーである田中化学研究所<4080>にも投資資金が流入している。
株探ニュース