田中化研が大幅反落、7~9月期は最終赤字に転落
田中化学研究所<4080>が大幅反落している。28日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)単独決算が、売上高187億9300万円(前年同期比23.6%減)、営業利益10億9800万円(同38.2%減)、最終利益10億7700万円(同24.7%減)と大幅減益となり、7~9月期では最終損益が赤字に転落したことが嫌気されている。
電気自動車(EV)の失速で、主要顧客からの車載用リチウムイオン電池向け製品の受注が減少。物価高や賃上げなどの影響でコストが膨らんだことも響いた。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高500億円(前期比4.2%増)、営業利益15億円(同45.9%減)、最終利益14億円(同45.2%減)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース