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あ~もう勝てない、でも視線を変えたら「億り人昇格」のなぜ

特集
2026年3月27日 10時10分

すご腕投資家に聞く 『銘柄選び』の技
よっしーさんの場合-1回完結

登場する銘柄
テクノ菱和<1965>、伊勢化<4107>

取材・文/真弓重孝、高山英聖、イラスト/福島由恵

イラスト:福島由恵
■よっしーさん(ハンドルネーム・30代・男性)のプロフィール:
兼業投資家。運用している現物資産は1億5000万円、信用ポジションを含めると運用資産は2億円水準になる。メーンの投資手法は、中小型株を対象とする中長期・グロース戦略。投資を始めたのは2015年。元手300万円でスタートし、ファンダメンタルズ分析を中心とする独自のスタイルを構築した。

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この記事を読んで分かること
1. 「短期」から「中長期」に転換して成功した理由
2. 「好業績でも株価が上がらない」を回避する工夫
3. 得意技だった決算プレーが通用しなくなった要因と対策

あ~、どうしよう。もう決算プレーじゃ儲からないよ(泣)

今回登場のよっしーさん(ハンドルネーム)は、得意技としてきた「決算プレー」が効かなくなるスランプに陥っていた。

決算プレーとは、「サプライズ決算」を発表して株価が動意づきそうな銘柄を、主に数日間などの短期でキャピタルゲインを狙う戦略を指す。

「どうにかして、この苦境を乗り越えなくては」とトライ・アンド・エラーを重ねた結果、本人がたどり着いた結論が、視線を先に向けることだった。

対象にする銘柄は、従来と変わらず「業績モメンタム銘柄」。業績の伸長が期待できる銘柄を狙う方針は維持したが、保有期間の目安を主に3カ月以内と比較的短期だったのを、3カ月以上から1年超と中長期に切り替えた。

たったそれだけのことだが、効果は大きかった。2023年9月に資産6000万円だったのが、足元では1億5000万円と2.5倍に拡大。同期間に日経平均株価が見せた1.7倍の上昇を超える成績を手にした。

短期から中長期に切り替えただけの話が、なぜ「スランプ脱却」「日経平均のアウトパフォーム」につながったのか。そこには、スランプの原因分析から見えてきた重要なヒントがあった。その詳細をこれから見ていこう。

テクノ菱和で820万円獲得、株価モメンタムの初動に乗る

中長期戦略の転換で、よっしーさんの資産増に大きく貢献したのが2つの銘柄だ。

1つは、空調工事を手掛けるテクノ菱和<1965>だ。保有期間は24年9月から26年2月までの約1年半。株価は2000円前後で取得を始め、目標株価に設定していた9000円を超えたタイミングで手仕舞いをした。約5倍株となったことで、820万円のキャピタルゲインを獲得した。

■テクノ菱和の週足チャート(2023年10月~)

【タイトル】

注:出来高・売買代金の棒グラフの色は当該株価が前期間の株価に比べプラスの時は「赤」、マイナスは「青」、同値は「グレー」

株高の背景にあるのが、AI(人工知能)ブーム。半導体の設備投資が旺盛となり、テクノ菱和の業績を押し上げた。同社は半導体製造に欠かせないクリーンルームの設計・施工を手掛けている。

今期(26年3月期)業績は、3期連続の2桁増収増益を計画しているほか、「半導体」というテーマ性も加わり、株価の上昇につながった。

よっしーさんが、テクノ菱和が動意づき始めた初動にうまく乗ることができたのはなぜなのか。本人が意識したのが、2つのポイントだ。

■『株探プレミアム』で確認できるテクノ菱和の通期業績の長期・成長性推移

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※当該情報は、一般情報の提供を目的としたものであり、有価証券その他の金融商品に関する助言または推奨を行うものではありません。

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