Appier Group---既存顧客に加えて地域及び顧客業種の拡大による新規顧客から売上収益が拡大
Appier Group<4180>は15日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益は前年同期比32.3%増の55.52億円、EBITDAは同47.2%増の3.86億円、営業損失は0.31億円(前年同期0.03億円の利益)、税引前損失は0.12億円(同0.27億円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は0.34億円(同0.46億円の損失)となった。
当第1四半期の売上収益は増収となった。これは、アップセル・クロスセルによる既存顧客からの売上収益の拡大、地域及び顧客業種の拡大による新規顧客からの売上収益の拡大によるもの。また、2023年3月におけるARR(Annual Recurring Revenue:年間経常収益)は216.20億円となり、2022年3月の157.58億円からの成長率は37.2%となった。
当第1四半期の売上総利益は前年同期比32.4%増の27.81億円となり、売上総利益率は50.1%(前年同期は50.1%、為替要因控除後では50.7%)となった。事業規模の拡大及び為替影響により、営業費用(販売及びマーケティング費用、研究開発費、一般管理費)の金額は増加しているが、販売及びマーケティング費用及び一般管理費の売上収益に対する比率は低下した。研究開発費は為替影響及び生成AI等に関する研究開発活動の強化により、売上収益比率が前年同期比で0.7%ポイント上昇した。為替要因控除後では営業費用(販売及びマーケティング費用、研究開発費、一般管理費)の売上収益に対する比率は前年同期比51.3%から49.7%へ1.6%低下し、継続的にオペレーティングレバレッジの効果が示され、前年同期比に引き続き営業黒字を維持している。
2023年12月期通期の連結業績予想については、売上収益は前期比31.0%増の254.54億円、EBITDAは同71.9%増の23.42億円、営業利益は同964.3%増の5.35億円、税引前利益は同634.6%増の8.15億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は7.18億円とする期初計画を据え置いている。
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株探ニュース