サスメド---シミックと連携の下、アキュリスファーマとブロックチェーン技術を用いた治験実施契約を締結
サスメド<4263>は29日、アキュリスファーマと、ブロックチェーン技術を用いた治験の実施に関する契約を締結したことを発表。同治験は、シミックとの連携の下、医療機関の協力を得て実施する。
サスメドが開発する臨床試験システムは、医療機関で取得する医療データをeワークシートとeCRFをブロックチェーン技術で結合させたシステム(サスメド特許技術)を活用することで、医療機関でのデータ入力業務及びモニタリング業務の削減を可能とするシステム。
シミックは、同システム運用のサポート、同試験におけるeワークシート、eCRF開発への協力、同システムのスコープ外の機能の補完を行うことで、試験が円滑に遂行することをサポートする。
アキュリスファーマはAI・デジタル技術を新薬の開発や商業化に活用することにより、その生産性や質を高めることに取り組んでいる。
ブロックチェーン技術を活用した同治験は、医療機関におけるデータ入力及びSDVに関わる?程が大幅に削減され、CRAが医療機関を訪問する回数の低減にも寄与する。データ改ざんが難しいブロックチェーン技術の特長を活かし、治験の信頼性を高める効果が期待できる。
3社それぞれの強みを活かした協働により、新薬開発のために必要な治験に関わる業務の効率化を進め、信頼性を損なうことなく、新薬開発コスト適正化を同時に実現することを目指す。引き続き医療に関わる課題の解決のために新しいテクノロジーや外部とのパートナーシップを積極的に活用することで日本社会に貢献していく。
《ST》
株探ニュース