トリケミカルが急反落、今期の利益成長鈍化を懸念
トリケミカル研究所<4369>が急反落。15日の取引終了後に24年1月期業績予想を発表し、営業利益を前期比0.1%減の35億円とした。これまで増益トレンドを続けてきただけに、今後の成長鈍化への懸念が強まっているようだ。
売上高については同11.6%増の154億円と引き続き増収基調を維持する見通しを示した。更なる経費削減に取り組むほか、半導体需要が回復した場合に備えて新規材料の市場投入や既存材料の生産性向上を図っていく方針。配当予想は前期比据え置きの30円とした。同時に発表した23年1月期決算は、売上高が前の期比19.3%増の138億300万円、営業利益が同17.8%増の35億400万円だった。
あわせて、26年1月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高195億円、営業利益48億8000万円とする目標を掲げている。
株探ニュース