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ロボペイ Research Memo(6):自己資本比率は実質60%台で財務内容は健全

特集
2025年10月20日 13時06分

■ROBOT PAYMENT<4374>の業績動向

2. 財務状況と経営指標

2025年12月期中間期末の資産合計は前期末比862百万円増加の7,469百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では預り金の増加に伴い現金及び預金が2,216百万円増加し、前渡金が1,365百万円減少した。固定資産ではソフトウェア資産の償却が進んだことで無形固定資産が42百万円減少したほか、投資有価証券の時価が下落したことにより投資その他の資産が39百万円減少した。

負債合計は前期末比960百万円増加の6,421百万円となった。主にペイメント事業における顧客からの預り金が947百万円増加したことによる。純資産合計は同97百万円減少の1,048百万円となった。中間純利益268百万円を計上した一方で、2025年2月に自己株式121,800株を319百万円で取得したことによる。

経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末の17.2%から13.9%に低下したが、この数値には「サブスクペイ」の資金フローによる影響が反映されており、実質的な自己資本比率よりも低い水準になっている点には留意する必要がある。これは、顧客企業の売上代金が、各決済事業者から同社に入金された後に最大50日間同社に滞留するためである。各決済事業者と同社の間では15日締め当月末払い、末締め翌月15日払いという入金サイクルが設定されているのに対し、同社からの顧客企業への出金サイクルは主に末締め翌月末払い、末締め翌々月20日払いであるためだ。顧客への売上代金は預り金として流動負債に計上され、相当する額を流動資産の現金及び預金に計上している。「サブスクペイ」の事業拡大とともに預り金の額も増加するため、自己資本比率が見かけ上、低い水準に抑えられている。

こうした預り金の影響を除いた場合の自己資本比率は61.4%と高く、また無借金経営である。さらに、毎月継続的に収入が見込まれるリカーリング収益が売上高の98%を占めており、主力サービスが既に収益化していることなどから、財務の健全性は高いと弊社では判断している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

提供:フィスコ

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