ソフト99 Research Memo(11):2025年3月期は10期連続増配を予定。3ヶ年中計で約7億円の自己株取得
■ソフト99コーポレーション<4464>の株主還元策
株主還元方針については、2021年3月期より連結営業利益の25%を目安に「安定的かつ継続的な配当」を基本に配当を実施してきた。同方針に基づき、2024年3月期の1株当たり配当金は記念配当の3.0円※を含めて、前期比3.5円増配となる41.0円とし9期連続の増配を実施した。2025年3月期も同1.0円増配の42.0円とする予定だ。また、資本効率の向上施策として、2026年3月期までの3年間で7億円程度の自己株式取得も行う方針だ。既に2024年3月期に275百万円、2025年3月期も200百万円の自己株式取得を実施した。配当金と自己株式取得を合わせた営業利益に対する還元率は2025年3月期で30.9%となる。同社の1株当たり純資産は2024年3月期末で2,530円、PBRで約0.6倍と純資産価値を割れた状況が続いており、企業価値向上に向けた取り組みの1つとなる。同社では今後も業績を着実に伸ばすことで実質的な累進配当を実施していく考えだ。また、株主優待制度も導入しており、毎年3月末の株主に対して、保有株数・保有期間に応じた自社製品・サービスの提供を実施している。
※第7次中期経営計画のスタートを記念した配当金。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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株探ニュース