マザーズ指数が急落、75日移動平均線を大きく割り込む
東証マザーズ指数の下げがきつくなっている。きょうは一時50ポイント以上の下げで1167まで急落し、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を大陰線で下に抜けた形となり市場で警戒感が強まっている。マーケット関係者によると「マザーズ市場の銘柄に投資している個人投資家でも東証1部銘柄と合わせて持っている向きはそれほど慌てる状況ではないが、ボラティリティーを追求する投資家はマザーズ銘柄に特化しているケースもあり、信用取引の投げを誘発しやすく警戒域にある」(国内ネット証券)という。マザーズ指数は11月以降何度か75日線に接触していたが、これまではその都度切り返す展開を繰り返していた。きょうはフリー<4478>やAI inside<4488>などをはじめ時価総額上位の銘柄に売り込まれるものが多く、全体の地合いを悪化させている。
株探ニュース