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新興市場銘柄ダイジェスト:カイオムは大幅続落、ZUUがストップ高

材料
2024年12月2日 16時12分

<9214> リカバリー 1406 +5

もみ合い。clutch communicationと有料職業紹介事業の再生支援に係る基本合意書を締結したと発表し、高く始まったが売りに押され下落に転じている。クラッチは24年11月期に事業コンサルティング事業を撤退することとし、これに伴い多額の費用負担が生じたこと等により、自力での事業継続が困難な状況となり、本日、民事再生手続き開始を申し立てている。同社がクラッチの資金繰りを支援しつつ、スポンサー候補として再生支援に携わることが、クラッチの事業再建に資すると判断したとしている。

<4495> アイキューブド 1397 +45

反発。TOKYO PRO Market市場に上場しているワンビの株式に対する公開買付け(子会社化)を開始することを発表した。TOB価格は1株1200円で、買付予定株数は35万株。両者間のサービスに係る開発協力によりそれぞれが得意とするサービスの競争力強化が期待でき、両者が提供するサービスの販路・商流が一部異なることにより、両者間における相互送客や販路共有により業績拡大が期待できると考え、販路・商流や開発力において対象者との間で相互に補完できると判断したこと等が理由としている。

<7342> ウェルスナビ 1658 +300

ストップ高。29日の取引終了後、三菱UFJ銀行がウェルスナビに対し、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。TOB価格は1株1950円で、株価はこれにサヤ寄せする格好に。買付予定数の下限は3098万8100株(所有割合51.46%)で、上限は設定しない。TOB成立後は所定の手続きを経て、上場廃止となる見通し。同社はTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。

<4378> CINC 685 +2

もみ合い。24年10月期の通期業績予想の売上高を19.85億円(2.6%増)、経常損益を0.55億円の赤字から一転0.65億円の黒字に上方修正し、好感されていた。売上高は、アナリティクス事業の受注が堅調に推移したことにより、従来予想を上回る見通しとした。各段階利益の上方修正については、アナリティクス事業の受注増による外注費が増加したものの、売上高の増加に加え、マネジメント層の採用遅延により採用費が抑制されたこと、営業人員の退職増加に伴い人件費が抑制されたことなどが要因としている。

<4387> ZUU 786 +100

ストップ高。29日の取引終了後にACNホールディングスとの資本業務提携契約の締結を発表し、好材料視されている。「Aシェア」商品に対するより積極的なマーケティング支援を目的として、単なる業務委託・受託関係を超えて、一定の資本関係を有することでより安定的な関係を構築し、ワンチームとして双方のリソース及びノウハウを結集することで協業によるシナジー効果を創出することができ、両社の収益拡大ひいては中長期的な企業価値の向上に資すると判断したとしている。

<4583> カイオム 188 -19

大幅続落。東京証券取引所が2日から同社株の信用取引による新規の売付け・買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表したことを受けて売られている。また、日本証券金融も増担保金徴収措置の実施を発表し、同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にするとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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