日本新薬が続急伸、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬の有用性を確認
日本新薬 <4516> が続急伸。28日朝、米ニューオーリンズで開催中の「2018 New Directions in Biology and Disease of Skeletal Muscle Conference」において、米国とカナダで実施中のデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「NS-065/NCNP-01」の第2相試験、日本国内で実施した「NS-065/NCNP-01」の第1/2相試験で同治療薬の有用性を示す結果を発表したことが買い材料視された。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は生命を脅かす進行性の筋疾患で、筋肉内のジストロフィン蛋白の欠損が原因で起こる疾患。両治験でDMD治療薬「NS-065/NCNP-01」が筋肉内ジストロフィン蛋白を発現したことを確認できたと報告した。DMD治療薬として「エクソン53スキッピング薬」があるが、治療対象となる遺伝子変異を持つDMD患者は全体の8%といわれている。新たな治療薬の開発につながる結果を好感する買いが向かった。
株探ニュース