小野薬が大幅に3日続伸、英アストラゼネカとの和解と上限3.89%の自社株買いを好感
小野薬品工業<4528>が大幅に3日続伸した。25日、同社と米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>が権利を持つ抗PD―L1抗体/抗CTLA―4抗体関連特許に関する訴訟を巡り、両社は英製薬大手のアストラゼネカ<AZN>などと全面的に和解をする契約を締結したと発表。同時に、取得総数1900万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.89%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いの実施も開示しており、これらを好感した買いが集まった。
今回の和解により、小野薬は総額約1億4000万ドルを受け取る。24年3月期の連結業績に及ぼす影響については、第2四半期(7~9月)の決算発表時に公表する予定。自社株の取得期間は8月1日から24年3月22日までとし、取得した全株式を同年3月29日に消却する。
株探ニュース