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みらかHD Research Memo(2):臨床検査を中心とした「ヘルスケアグループ」、第二の創業として構造改革に着手

特集
2019年8月15日 15時42分

■事業概要

みらかホールディングス<4544>は、臨床検査に使用する試薬・機器の製造販売を行う富士レビオと、臨床検査の受託サービスを行うエスアールエルとの経営統合により2005年に設立した臨床検査、検査試薬を中心とした「ヘルスケアグループ」である。同社は2016年10月に取締役 代表執行役社長兼グループCEOに竹内氏が就任、同社の事業を構造そのものから、そして従業員一人ひとりの意識から抜本的に改革していくという意思を込め、2017年を第二の創業として構造改革に着手し、グループが一体となって消費者向けヘルスケア事業を強化するなどの新たなスタートを切っている。

竹内氏は、1976年(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント(当時CBS・ソニーレコード(株))入社、同社営業本部長、(株)アニプレックス(当時(株)エスエムイー・ビジュアルワークス)代表取締役を経て、2006年(株)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント代表取締役会長。2009年にエイベックス・グループ・ホールディングス(株)グループ代表取締役CFO、エイベックス・ピクチャーズ(株)社長と、音楽・アニメなどエンターテインメント界で30年以上役員を歴任し手腕を振るった経営改革のキーマンである。

同社は臨床検査を中心にヘルスケア分野で事業を展開している。医療機関より患者から採取した検体を預かり、病気の有無や健康状態の診断に使用する検査データを提供する「受託臨床検査事業」、検査に使用される検査試薬や機器を開発・製造し、国内外へ販売する「臨床検査薬事業」、滅菌支援や病院のオペレーション支援サービスを行う「滅菌関連事業」の3つが、同社の主要事業となる。なお、将来の成長に向けた育成事業を切り出し、2019年4月より新たな事業セグメントとして「新規育成事業」を設定した。

1. 受託臨床検査事業

エスアールエルは1970年の創業時から、より高い技術が必要とされる「特殊検査」に強みを持ち、大病院を中心に市場を拡大してきた。大学病院や国立病院などの要望に応える高い技術力・学術力と受託体制を維持してきたことで、特殊検査のトップ企業として医療機関との信頼関係を築いている。その結果、国内の大病院のうち、約8割もの病院との取引実績を持つ。また、院内検査室運営における企画・受託を通して、病院との連携も深めている。

全国の1万を超える病院や診療所から毎日20万件以上の検査を受託しており、年間の総受託検査数は4億テストに迫る。これは、1年間で全日本人口の約3倍もの検査が、同社のラボラトリーで実施されている計算になる。検体を預かる際の保存温度別輸送(集荷)BOXやラボラトリーオートメーションなどを独自開発し運用。また、主要地域に点在する検査施設では一般検査の迅速報告を可能としており、一般・緊急検査から特殊・研究検査まで臨床検査のすべての分野において受託体制を整えている。さらに、2010年に検査ラボラトリーとしては日本で初めて双腕ロボットを導入。これにより、検査作業の効率化・少人数化や、ロボットによる正確な検体チェックにより検査の品質向上も可能となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)

《SF》

提供:フィスコ

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