生化学が反発、中国で内視鏡用粘膜下注入材「MucoUp」の承認取得
生化学工業<4548>が反発している。16日の取引終了後、内視鏡用粘膜下注入材「MucoUp」について、9月30日付の承認通知書を中国国家薬品監督管理局から受領したと発表。これが材料視されているようだ。
「MucoUp」は、ヒアルロン酸ナトリウムを主成分とする医療機器。胃及び大腸の腫瘍を内視鏡を用いて切除する際に、同材を腫瘍の粘膜下層に注入し、切除・剥離の操作性を向上させることで、施術を補助するという。国内では2006年に「ムコアップ」として製造販売を取得している。あわせて、同材の中国における販売提携先として、東西貿易(東京都中央区)と販売代理店契約を締結したことも明らかにした。なお、同材の中国での販売開始は26年3月期を予定している。
株探ニュース