鳥居薬が急反発、JTと抗HIV薬6品のライセンス契約終了で合意
鳥居薬品 <4551> が急反発。29日大引け後、日本たばこ産業 <2914> と協議を進めてきた抗HIV薬6品の国内における独占的販売権に関するライセンス契約について、契約終了で合意に至ったと発表しており、材料出尽くし感から買いが先行しているようだ。
今回の契約終了はJTと米製薬大手ギリアド・サイエンシズの契約解消に伴うもの。同社は契約終了に伴い、JTから独占的販売権の返還の対価として421億円の支払いを受ける。今期業績への影響は軽微だが、来期については譲渡益406億円を計上する予定だ。一方、当該医薬品の今期売上高は215億円と全体の約35%を占めることから、来期の売上高は大幅に減少する見通しとなった。
株探ニュース