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アンジェス Research Memo(7):新型コロナウイルス感染症及びARDS治療薬は第2相臨床試験2024年内終了

特集
2024年4月4日 12時57分

■アンジェス<4563>の主要開発パイプラインの動向

4. 新型コロナウイルス感染症及びARDS治療薬(Tie2受容体アゴニスト)

カナダのVasomuneとの共同開発品である「AV-001」(Tie2受容体アゴニスト)※は、2018年より全世界を対象に急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患の治療薬として共同開発を進めてきたものだが、中等度から重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断し、2022年1月より米国で前期第2相臨床試験を実施している。ただ、新型コロナウイルス感染症の変異株では重篤な肺炎を発症する感染者が急減したことから、現在は対象疾患をインフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含むARDSに拡大し(FDA承認済み)臨床試験を継続している。目標症例数も当初予定の約120例から約60例に縮小した。対象となる患者の多くが救急搬送されるため、当初は登録のペースが遅かったが、米国での治験施設数も増やすことに加え、これまでの臨床試験に関する知見を活かし治験施設との連携を深化させた結果登録ペースを向上させることに成功し、2024年中の臨床試験完了を目指している。良好な試験結果が得られれば、ライセンスアウトする意向である。なお、「AV-001」の開発にあたっては米国及びカナダの政府関係機関からVasomuneが助成金を獲得しており、開発費負担分に応じて同社もVasomuneから補助金の一部を受領している。

※同社は2018年7月にVasomuneと、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした「AV-001」の全世界を対象とした共同開発契約を締結した。開発費用と将来の収益を折半し、また、同社がVasomuneに対して契約一時金及び開発の進捗に応じたマイルストーンを支払う契約となっている。ARDSの患者数は米国だけで26万人いる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《AS》

提供:フィスコ

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