サンバイオは3日連続ストップ高、「SB623」を待つ巨大市場への思惑で時価総額3000億円超え
サンバイオ<4592>が前日比1000円高はストップ高となる6090円でカイ気配に張りついている。きょうで3日連続ストップ高となり上場来高値を連日で大幅更新している。時価総額も急拡大中、きょうは一気に3000億円台に乗せマザーズ市場ではメルカリ<4385>に次ぐ第2位にランキングされている。同社は脳神経系疾患領域に特化して再生細胞医薬品の開発を手掛けるバイオベンチャーで、大株主の大日本住友製薬<4506>などと共同で研究開発を進捗させており、脳梗塞による身体麻痺を治療する他家由来の再生細胞薬「SB623」に対する期待が大きい。これは脳内の神経組織に投与して自然な再生機能を誘発し、運動機能を回復させる効用が期待され、免疫抑制剤も必要としない。今月1日に、外傷性脳損傷を対象としたSB623の日米フェーズ2試験で、主要評価項目達成の解析結果を得たと発表、同時に来20年1月期中の国内での承認申請を目指す計画を開示しており、これが今回の急騰劇の発端となった。また、慢性期脳梗塞の米国フェーズ2b試験の結果は来期前半に開示される見通しで、これについても注目が必至だ。同分野では競合する治療薬がなく米国を含めた市場規模も巨大で、マーケットの関心は極めて高いようだ。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
株探ニュース