サンバイオ、「SB623」でアルツハイマー型認知症対象の共同研究契約を慶大と締結
サンバイオ<4592>はこの日の取引終了後、同社の開発品「SB623」について、慶応義塾大学医学部とアルツハイマー型認知症を対象とした共同研究に関する契約を締結したと発表した。同認知症の特徴である神経原繊維変化を再現した、ヒトiPS細胞由来の3次元培養脳モデルを活用し、SB623の有効性評価やメカニズム解析を実施。臨床試験に進む際に必要なデータの取得を目指すという。
SB623は、健康な成人の骨髄液に由来する間葉系幹細胞を加工・培養して作製される。脳内の損傷した神経細胞に移植すると、細胞が本来持つ再生能力を促し、失われた機能を回復させる効果が期待されている。慢性期外傷性脳損傷および慢性期脳梗塞などの疾患を対象とした研究開発も進められている。
株探ニュース