サンバイオは朝高後下げに沈む、慶大と「SB623」の共同研究契約も買い上がる姿勢限定的
サンバイオ<4592>は朝高後、下げに沈んだ。29日取引終了後、同社の開発品「SB623」について、慶応義塾大学医学部とアルツハイマー型認知症を対象とした共同研究に関する契約を締結したと発表した。これを材料視した買いが先行したものの、一段と買い上がる姿勢は限られた。買い一巡後は利益確定目的の売りに押された。
同認知症の特徴である神経原繊維変化を再現した、ヒトiPS細胞由来の3次元培養脳モデルを活用し、SB623の有効性評価やメカニズム解析を実施。臨床試験に進む際に必要なデータの取得を目指すという。
SB623は、慢性期外傷性脳損傷及び慢性期脳梗塞などの疾患を対象とした研究開発も進められている。
株探ニュース