サンバイオがS高カイ気配、第1四半期経常損益が黒字転換し通期計画上回る
サンバイオ<4592>が朝方から買いを集めストップ高の775円水準でカイ気配となっている。19日開催の厚生労働省薬事審議会の再生医療等製品・生物由来技術部会で「再生医療等製品『アクーゴ脳内移植用注』の製造販売承認の可否、条件及び期限の要否並びに再審査期間の指定の要否について」が審議事項として挙がっており、「アクーゴ」は同社の開発品SB623のことであることから、引き続き思惑的な買いが入っているようだ。
また、13日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)連結決算で、経常利益が9100万円(前年同期9億3700万円の赤字)と黒字転換したことも好材料視されている。SB623慢性期外傷性脳損傷プログラムの承認に向けた費用を中心に研究開発費3億8700万円を計上した結果、営業損益は6億6600万円の赤字(前年同期14億6100万円の赤字)となったが、為替相場の変動により為替差益が発生したため、営業外収益として為替差益7億6700万円を計上したことが寄与した。
なお、25年1月期通期業績予想は、経常損益33億5900万円の赤字(前期28億2400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース