ヘリオスが急反発、ARDS向け開発推進で子会社設立を発表
ヘリオス<4593>が急反発した。6日の取引終了後、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に対する医薬品の開発推進に向けた子会社の設立と、ベンチャーキャピタルの米サイセイベンチャーズ(マサチューセッツ州)が運営するファンドが同子会社に対し10億円以上の出資を検討することなどで基本合意書を締結したと発表。これが手掛かり視されたようだ。
新会社は7月中の設立を予定する。資本金は未定。ヘリオスは三菱UFJキャピタルとも、ARDSに対する治療法の共同開発契約の締結に向けた基本合意書を締結している。三菱UFJキャピタルの出資による新会社の設立を計画していたが、複数のベンチャーキャピタルを含め協議を進めるなか、サイセイベンチャーズの運営ファンドから出資を受けられる可能性が高まったことから、三菱UFJキャピタルに対して申し出のうえ、今回の子会社の設立が決まった。
三菱UFJキャピタルからの出資については、基本合意書自体の変更は現時点ではなく、サイセイベンチャーズの運営ファンドからの出資に加えて同子会社へ出資することに関する協議を継続しているとした。
株探ニュース