決算発表予定日 2024/05/14
4596東証G信用
業種 医薬品

窪田製薬ホールディングス 株価材料ニュース

71
+1
+1.43%
業績ー
(15:00)
PTS

70.5

(21:03)
株価は20分ディレイ

窪田製薬HD Research Memo(10):当面は開発ステージが続くため、株式市場から事業活動資金を調達

特集
2024年4月16日 13時30分

■業績と財務状況

2. 財務状況

窪田製薬ホールディングス<4596>の2023年12月期末の資産合計は前期末比1,402百万円減少の3,016百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は、事業活動資金の支出に伴い現金及び現金同等物が同1,281百万円減少の2,767百万円となり、たな卸資産が同29百万円増加の36百万円となった。また、非流動資産では有形固定資産が74百万円、その他の非流動資産が16百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比100百万円減少の370百万円となった。リース負債が長短合わせて5百万円減少の142百万円となったほか、未払債務が84百万円、買掛金が8百万円それぞれ減少した。また、資本合計は同1,302百万円減少の2,646百万円となった。新株予約権の行使等に伴う株式発行により、資本金及び資本剰余金が合わせて185百万円増加した一方で、親会社の所有者に帰属する当期損失1,489百万円の計上により繰越損失が拡大した。

2023年12月期期末の手元資金は2,767百万円と減少傾向が続いているが、約2年分の事業活動資金は確保した状態にある。現在、第28回新株予約権の行使による資金調達を実施中で、2024年2月に16百万円を新たに調達した。未行使の本新株予約権数は50,367個(株式数で503.67万株相当)で、下限行使価額の81円ですべて行使されたとすれば400百万円程度を調達できることになる。ただ「Kubota Glass」が収益化するまでには、営業・マーケティング費用やエビデンスを積み上げるための臨床試験費用、追加の開発費用などが必要となるほか、そのほかのパイプラインに係る開発費用も想定しておく必要がある。このため、しばらくは手元資金の状況を見極めながら、株式市場での資金調達が続くものと予想される。こうしたなかで企業価値を高めるためには、「Kubota Glass」のブランド力向上による販売拡大と、「eyeMO」及びエミクススタト塩酸塩の事業が収益化に向けて動き出すことが重要と弊社では考えており、今後の動向に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《AS》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる