新興市場銘柄ダイジェスト:カイオムは大幅反発、True Dataがストップ高
<5027> AnyMind 1129 -2
もみ合い。4日の取引終了後、TikTokとの連携を強化しタイで広告の新機能の提供を開始したことを発表し、反発して始まったがもみ合いとなっている。インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「AnyTag」とショート動画プラットフォーム「TikTok」の連携を強化する新機能を開発し、タイにて提供を開始したことにより、タイで「AnyTag」を通じてTikTok広告を出稿することが可能となった。
<7112> キューブ 598 +1
もみ合い。24年11月度直営店月次売上速報を発表、全店で前年同月比YoY110.3%、既存店で同101.0%となった。拡張リニューアルオープンしたGINZA SIX店と大丸心斎橋店が売上をけん引し、加えて各地で出店したPOPUP STOREが売上の拡大に寄与し、全店売上高は前年を上回った。ECで4月下旬にスタートした新規コンテンツにおける販売が順調に推移、実店舗とECそれぞれでロイヤルカスタマー向けの施策を展開したことで、ECと既存店合計の売上高も前年を上回って着地した。
<5243> note 485 +5
反発。4日の取引終了後に北海道教育委員会との連携協定締結を発表し、好材料視されている。同協定の締結により、北海道の全道立高等学校・中等教育学校・特別支援学校の計256校がnoteのアカウントを開設。道教委が各学校のnoteの記事をまとめるオウンドメディアをnote上に構築する。学校の雰囲気や生徒の活動の様子をリアルタイムで発信できるようになり、生徒や保護者、地域住民の理解を深められるようにもなる。このような取り組みは、岩手県・福島県・新潟県に続いて4事例目となる。
<4416> True Data 615 +100
ストップ高、年初来高値更新。ウエルシアホールディングスにデータ分析やAIを活用した販促から効果検証までを一気通貫で支援するリテールDXサービスが採用されたことを発表した。ウエルシアは、デジタル技術を活用して戦略を実行するデータドリブン経営を全社的に推進しており、これまでもデータ分析・開示ツール「Shopping Scan」を活用しているが、リテールDXサービスの第一弾として、顧客一人ひとりに合わせた1to1マーケティングが実現するAI販促ソリューションが25年度に導入される予定という。
<4583> カイオム 194 +15
大幅反発。4日の取引終了後に富士フイルム和光純薬との間で、抗体作製受託サービス等に関する業務提携契約を締結することを発表し、好材料視されている。完全にin vitro(試験管内)のみで抗体取得が可能なプラットフォームであるADLibシステム(細胞表面提示型抗体作製プラットフォーム)を主とする先進的技術を用いたサービスを、強力な受託サービスラインアップを持つ富士フイルム和光純薬を通じて提供することにより、多くの創薬研究に携わる顧客に革新的な技術ソリューションを届けるとしている。
<4598> DELTA-P 491 +10
反発。4日の取引終了後にDFP-17729の開発状況を発表し、好感されている。次試験の進め方について独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)と対面助言を実施し、膵臓がんの3次治療以降の患者を対象に臨床第2/3相試験とし、DFP-17729とティーエスワン(TS-1)の併用群とTS-1単独群の比較試験を実施する方向で試験デザインが認められた。TS-1は大鵬薬品工業より日本で開発され1999年に承認された代謝拮抗剤に属する5-FUを改良した抗がん剤。
《ST》
株探ニュース