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リソー教育 Research Memo(1):進学実績追求型の事業モデルで安定成長と高利益率を実現。

特集
2018年11月16日 15時44分

■要約

リソー教育<4714>は“完全1対1個別指導”と“進学指導”とを組み合わせた点で独自のポジションを確立した教育サービス企業。傘下に名門幼稚園・小学校受験指導の(株)伸芽会や家庭教師派遣事業の(株)名門会など、8つの事業会社を擁し、「TOMAS」ブランドで5つの事業を展開している。

1. 進学実績追求型事業モデルを確立し、安定的な増収と高利益率を実現

同社は1985年に個別指導による質の高い教育サービスの提供を目的に設立された。1990年から「完全個室の1対1の個人教授システム」による「TOMAS」を開始した。同社の事業モデルの特長は進学実績追求型であることだ。自らの事業はサービス産業であるという意識のもと、高い顧客満足度の提供を追求してきた。学習塾・予備校業界においては志望校への合格こそが最高の顧客満足の実現であり、これを追求したことでTOMASブランドと高価格を正当化できる独自のポジショニングを確立した。その結果として、少子化という逆風下にありながら、長期にわたる安定的な増収トレンドの維持と高利益率の実現という2つの特長を有するに至っている。

2. 既存事業と新規事業の2つの軸で成長を目指す

成長戦略は既存事業(TOMAS、伸芽会、名門会)と新規事業の2つの軸で構成されている。既存事業の中核であるTOMASにおいては、他社に比べて圧倒的に少ない校舎数という現状を逆手に取り、今後新規開校を加速する計画だ。新規事業は託児・学童事業を扱う「伸芽'Sクラブ(しんが?ずくらぶ)」、学校内個別指導塾の「スクールTOMAS」、TOMAS事業の地方展開である「TOMEIKAI」事業がその内容となっている。いずれも成長余地が大きく、高い利益率が期待できる事業モデルとなっている。ごく短期的にはスクールTOMASの急拡大が注目される。2013年2月期のサービス開始以来、足元では約40校まで顧客数を積み上げてきたが、2019年4月には一気に70~80校へと急拡大し、2020年2月期中に100校の大台乗せとなる見通しだ。中長期的にそれぞれの事業セグメントの成長戦略がすべて出そろえば、売上高500億円の大台乗せも視野に入ってくるだろう。

3. 業績は順調に進捗。2019年2月期通期の業績見通しを上方修正

業績面では順調だ。2019年2月期第2四半期決算は、売上高11,808百万円(前年同期比9.2%増)、営業利益973百万円(同31.5%増)と増収増益で着地した。5つの事業セグメントすべてが前年同期比増収となった。利益面では厳格な費用コントロールに加え利益率の高い伸芽会が大幅増収増益となって全社ベースの利益を押し上げた。好調な第2四半期決算を受けて同社は2019年2月期の通期業績見通しを上方修正した。今期業績が順調に達成されれば、次は売上高300億円を目指すことになるとみられる。同社はまた、事業の効率性の見直しなどによって営業利益率の改善にも取り組んでいる。営業利益率15%の回復を当面の目標としており、その進捗にも注目だ。

■Key Points

・教育分野を事業ドメインとし、サービス業態に応じて5つのセグメントで事業を展開

・“進学実績追求型”事業モデルを確立し、安定した増収基調と高い利益率を実現

・既存事業の拡大と新規事業の立ち上げの2つの軸で中長期の成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《RF》

提供:フィスコ

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