CACがストップ高カイ、今期経常は39%増益、積極的な利益還元も評価
システム構築・運用サービスを展開するCAC Holdings <4725> がストップ高買い気配。14日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比90.8%増の13.6億円で着地。続く19年12月期も前期比38.9%増の19億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。
今期は主力の国内IT事業でデジタルビジネスへのシフトによる受注機会の増加と利益率向上を見込む。また、海外IT事業では現地需要の獲得と低採算ビジネスの立て直し、CRO事業は受注力強化とAIやRPAの継続活用による生産性向上などに取り組む方針だ。
業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比12円増の50円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の16.3%にあたる300万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、積極的な利益還元を好感する買いも向かった。
株探ニュース