大塚商会が5日続伸、国内大手証券はレーティング「1」へ引き上げ
大塚商会<4768>が5日続伸。大和証券は11日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は4800円から5500円に見直した。第1四半期(1~3月)は同証券見通しの前年同期比10%台前半の増益を超過する可能性がある、と指摘。IT投資意欲は強いうえに、前年同期はコロナ禍や通信機器の機材調達難からハードルは低いためとしている。また、第2四半期(4~6月)は、4月から物販・サービス全般の値上げを施行する可能性が強いため同証券予想を上回る同10~15%程度の営業増益が継続する可能性があると予想している。更に、下期は改正電子帳簿保存法(電帳法)やインボイス対応特需なども加わり、長期・成長回帰が確認された場合、より将来の一株当たり利益(EPS)と高位のPERが株価に反映される期待がある、とみている。同証券では23年12月期の連結営業利益は605億円(会社計画586億円)、24年12月期の同利益は685億円を予想している。
株探ニュース