ペルセウスがS高、決算説明会資料の公表で新薬の早期製品化の期待が膨らむ
ペルセウスプロテオミクス<4882>がストップ高の水準となる前営業日比80円高の549円に買われた。15日、24年3月期第2四半期の決算説明会資料をホームページ上に公開した。「PPMX―T003」の真性多血症患者向けの第1相試験において、10月に患者6人の組み入れ完了を発表していたが、新たに組み入れた2人への初回投与を実施したという。試験終了後、同社は25年3月期に導出する計画を示している。24年の市場規模で2800億円と予測されている新薬の早期製品化と収益貢献を期待した買いが集まったようだ。
PPMX―T003を巡っては、アグレッシブNK細胞白血病の医師主導治験では、患者2人への投与が完了した。卵巣がんなどを対象疾患とする「PPMX―T002」では25年3月期の導出に向け、複数の導出候補先企業と開発計画を検討中だとしている。
株探ニュース