ステラファ、今期最終を赤字拡大に下方修正
4888ステラファーマ【連結】
業績修正PDF
ステラファーマ <4888> [東証G] が10月14日後場(14:00)に業績修正を発表。26年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の3.4億円の赤字→9.1億円の赤字(前期は1.4億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
国内売上高につきましては、国内におけるBNCTの症例数が堅調に推移していることから、当初予想のまま据え置い...
会社側からの【修正の理由】
国内売上高につきましては、国内におけるBNCTの症例数が堅調に推移していることから、当初予想のまま据え置いております。一方、海外売上高につきまして、中華人民共和国(以下「中国」)の鵬博(海南)硼中子医療科技有限公司(以下「Pengbo社」)に対するBNCT用ホウ素医薬品「登録商標:ステボロニン」(以下「当社製品」)の販売を予定していたところ、2024年10月に発生した自然災害に起因して同社の治療施設の稼働が想定より遅れており、2026年3月期の下半期に出荷を見込んでいましたが、稼働はさらに2026年にずれ込む可能性が高まっています。そのため、2025年3月に出荷した当社製品の全量を保有している状況となっていることに加え、同社が復旧工事等への資金需要の拡大などに対応するため資金計画面での調整を行っていることもあり、2025年3月の初回出荷分に係る売掛金について、本日時点において一部の回収に留まっていること、また当社としても製造委託先の製造停止が生じたことによる安定供給体制の再構築が必要であることから、2026年3月期における同社に対する当社製品の販売を見送ることとなりました。同時に、同社に対する売掛金は、同社との長期的な契約を背景とした互いの個別事情も勘案しつつ、段階的に返済を受ける方向で協議を継続しております。なお、同社に対する売掛金については、契約に基づき予め本売掛金未回収分の金額以上の保証金(約1,000百万円)を受領しているため、現時点において売掛金未回収による損失は発生しておらず、財務上の影響も限定的と判断しております。結果として、2026年3月期における売上高は629百万円減少する見込みとなりました。また、すでに公表しましたとおり、製造委託先の製造停止が生じたことによる安定供給体制の再構築が必要であることから、新たな製造委託先と長期的な安定供給を目的とした製造体制の構築に向けて開発委受託契約を締結し、安定供給体制構築を最優先課題として取り組んでおります。この開発活動により、費用面においては、規制当局からの承認取得に必要となる試作品製造やデータ取得に係る委託費等として約80百万円の研究開発費を計上する見込みとなりました。当社全体で経費削減に努めてまいりましたが減収等による減益をカバーできず、結果として、2026年3月期の営業損失は574百万円、経常損失は563百万円、当期純損失は563百万円、いずれも前回予想より増加する見込みとなりました。
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2026.03 | 1,007 | -348 | -345 | -348 | -10.2 | 0 | 2025-05-09 |
単独 |
| 新 2026.03 | 377 | -922 | -908 | -911 | -26.8 | 0 | 2025-10-14 |
単独 |
| 修正率 | -62.6 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 24.04-09 | 169 | -269 | -267 | -268 | -8.2 | 0 | 2024-11-08 |
単独 |
| 予 25.04-09 | ー | ー | ー | ー | - | 0 | 2025-05-09 |
単独 |
| 前年同期比 | - | - | - | - | - | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024.03 | 269 | -760 | -760 | -763 | -24.7 | 0 | 2024-05-10 |
単独 |
| 2025.03 | 961 | -90 | -137 | -140 | -4.2 | 0 | 2025-05-09 |
単独 |
| 予 2026.03 | 377 | -922 | -908 | -911 | -26.8 | 0 | 2025-10-14 |
単独 |
| 前期比 | -60.8 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | 赤拡 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。