ステラファは大幅反発、がん治療向けBNCT用製剤で三菱ケミGなどと共同研究を開始
ステラファーマ<4888>は大幅反発した。11日の取引終了後、三菱ケミカルグループ<4188>傘下の三菱ケミカルと東京大学とともに、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ポリビニルアルコール(PVA)製剤の実用化に向け、組成・製剤化方法に関する共同研究を開始すると発表。将来的な収益貢献を期待した買いが入ったようだ。
がんの治療方法であるBNCTで用いられるホウ素化合物のボロノフェニルアラニン(BPA)をPVAに結合し、がん細胞での滞留性を大きく向上させた新たなBNCT製品について、保存安定性など課題を解決するために、医薬品添加剤の製造・流通に関する国際認証プログラムである「EXCiPACT GMP」を取得した三菱ケミカルグループを交えて組成・製剤化方法の最適化の研究を進める。
株探ニュース