富士フイルムが後場一段高、遺伝子治療薬のプロセス開発・原薬製造拠点を新設へ
富士フイルムホールディングス<4901>が後場一段高となっている。きょう昼ごろ、子会社の富士フイルムがバイオ医薬品CDMOの中核会社であるフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズに約40億円の設備投資を行い、遺伝子治療薬のプロセス開発・原薬製造拠点を米国ボストンエリアに新設すると発表しており、これが好感されている。
今回、富士フイルムはバイオ医薬品の開発・製造受託事業を更に拡大するため、最先端の研究開発を進める製薬会社やアカデミアが集積するボストンエリアに進出する。最先端の研究開発を行う顧客のそばで、開発初期段階から受託サービスを迅速に提供することで、顧客の新薬開発を支援する構えだ。今後、新拠点の設備を順次稼働させ、21年秋にプロセス開発、23年秋に原薬製造の受託を開始する予定としている。
株探ニュース