資生堂の24年12月期は一転最終減益の見通し、中国事業が低迷
資生堂<4911>は7日の取引終了後、24年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、売上高予想を100億円減額し9900億円(前期比1.7%増)、最終利益予想を160億円減額し60億円(同72.4%減)に下方修正した。増益予想から一転して最終減益を見込む。中国人消費者の節約志向の高まりを背景に、トラベルリテール・中国事業が落ち込んだ。米州事業での一時的な生産・出荷減の影響も踏まえ、業績予想に影響を織り込んだ。
1~9月期の売上高は前年同期比で微増の7227億5400万円、最終利益は同96.3%減の7億5400万円だった。
株探ニュース