高砂香がS高、25年3月期業績予想を営業利益4.3倍へ上方修正し年間配当予想を2倍へ増額
高砂香料工業<4914>がストップ高の6080円に買われている。8日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2050億円から2200億円(前期比12.3%増)へ、営業利益を40億円から100億円(同4.3倍)へ、純利益を45億円から80億円(同3.0倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各40円の年80円から中間・期末各80円の年160円へ引き上げたことが好感されている。
米国子会社における新基幹システム導入に伴う出荷調整が概ね改善したことに加えて、ファインケミカル事業で欧米向け医薬品中間体の出荷が増加したことが要因。また、国内におけるアロマイングリディエンツ事業での製品構成の最適化やファインケミカル事業での売り上げの増加、海外におけるフレーバー及びフレグランスの製品構成・販売価格・原材料購入価格の最適化などによる売上総利益の改善も寄与する。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1135億8500万円(前年同期比15.2%増)、営業利益80億400万円(同5.2倍)、純利益48億9800万円(同2.3倍)だった。
株探ニュース